遼クン3勝目 おめでとう!胸張って全英オープンへ行くか?
やっぱり無理か・・・ と思われた16番にチップインイーグル![]()
17番のピン手前を狙う技と気力
きっちり、18番でバーディフィニッシュで優勝![]()
本当に強くなりました。もっともプロとして備えなければならない、観ていて楽しい競技をしてくれます。この先に感動が待っているのでしょうか
ミズノオープンよみうりクラシック最終日(28日、兵庫・よみうりCC=7230ヤード、パー72)、それまで順風満帆だった石川遼に、突然ピンチが訪れた。打ち上げの12番パー4。石川のティショットは左の林方向に飛ぶ。OBと聞いて、打ち直した2球目も1球目と同様に左のOBゾーンに消える。再度、ティショットを打ち直したが、これもまた左へ。しばし、その場で固まっていた石川だが、セーフと聞いてようやくゆっくりと歩き出した。
セカンド地点に辿り着いた石川は、ギャラリーを掻き分けて林の中へ入っていく。スタッフが示した球の場所に行くと、「OB杭が見えないので」と前後に群がるカメラマンやスタッフを制し、自らの目で1球目、そして2球目のOBを確認する。そして数秒後、「ドンマイ、ドンマイ」と、2発のOBを振り切るようにつぶやいて、フェアウェイへと戻っていった。
その瞬間、心配そうに石川の様子を見守っていたギャラリーからも口々に「ドンマイ!!ドンマイ!!」と声が掛かる。「あの“ドンマイ”は、これ以上ない声援で、僕も客観的にそうだなって思えました」と、石川は声援を味方にこのピンチを切り抜ける。パー4で「9」を叩いたが、次の13番パー3のティグラウンドでは、キャディの加藤君に「やっちゃったね」と笑いかける余裕があった。最大5打あったリードを一気に吐き出した。しかし、ドラマチックな展開が待っていた。
16番(パー5)の第3打は、グリーン右のラフからピンまで距離30ヤード。奇跡は起こった。サンドウエッジから放たれたアプローチは、バウンドしたあと強い球足で転がり、ピンの中心に当たってカップに落ちた。1センチでもずれていたら、カップを通過し、かなりの長さをオーバーしていただろう。
「ピンの手前で止めるイメージだったが、グリーンが思ったより硬く、加速がついた。入ってしまったという感じ」
劇的なチップインイーグルにガッツポーズをする石川。勝利を確信した瞬間だった。
2年前のスーパーショットが重なる。2007年5月、15歳の石川がマンシングウェアKSB杯で優勝したときも、決め手は、最終日17番でのバンカーから20ヤードのチップインバーディーだった。
「今大会の遼は、ドライバーが90点の出来だった。16番のチップインは、神様がごほうびをくれたんじゃないか」。普段は厳しい父、勝美さんも合格点を与えた。
さあ、次は全英。
『
急がば、廻るな
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